キャンサーパンサーとは?
歯肉がんの実体験から生まれ、漫画、アニメーション、クラウドファンディング、テレビ、ラジオ、そして医療機関で手渡せる冊子へ広がってきた「がん検診に行こう」のプロジェクトです。
がんの話を、話せる形にするために。
キャンサーパンサーは、歯肉がんを経験したミヤサカカズヒデが、自身の体験をもとに生み出した漫画・アニメーションのプロジェクトです。
がんという言葉は、どうしても重く響きます。けれど、重すぎると目をそらしたくなる。そこで、体験をそのまま説明するのではなく、キャラクターの物語として伝える形が選ばれました。
主人公は、がんを患ったクロヒョウ「キャンサーパンサー」。こわい話として遠ざけるのではなく、まず知ること、気になったら相談することを、ユーモアと親しみやすさを通して届けています。
この冊子版は、その原点を受け継ぎながら、歯科医院・医療機関で患者さんへ手渡していただくために制作したものです。
漫画から、社会に届くプロジェクトへ。
最初の出発点は、口腔がんを経験した当事者としての実感でした。治療や入院の体験を、ただ怖い話としてではなく、誰かが少し早く相談するきっかけに変えたい。その思いから、漫画としてのキャンサーパンサーが生まれました。
漫画として発信したのち、アニメ化に向けて2021年6月にCAMPFIREでクラウドファンディングを実施。162人の支援により1,117,000円を集めました。より多くの人に届く形へ展開していきました。
初期の企画書では、アニメ前半を物語、後半をがんの解説コーナーとする構成が考えられていました。楽しみながら見られて、見終わったあとに「検診」や「相談」が少し近くなることを目指した企画です。
さらに、アニメは富山・石川・長野で放送され、富山テレビ制作のドキュメンタリー「キャンサーパンサー ~がんになったので、描いてみた~」や、KNBのラジオ番組「オレはキャンサーパンサー 人生、コレからラッキータイム」など、地域メディアでも取り上げられるプロジェクトへ広がっています。
プロジェクトの広がり
歯肉がんの経験
自身の口腔がん経験をきっかけに、伝えるべきテーマとして歯肉がんと向き合う。
漫画として発信
クロヒョウのキャラクターに体験を託し、がんの話を受け取りやすい表現にする。
アニメ化のためのクラファン
2021年6月7日開始、7月7日終了。162人の支援で1,117,000円を集め、目標169%を達成。
富山・石川・長野で放送
2021年10月にBBT富山テレビで放送開始。2022年1月にはHAB北陸朝日放送、NBS長野放送でも放送が始まりました。
企画書にあった、最初の設計。
前半は物語、後半は解説
初期構想では、アニメの前半をストーリー、後半をがんの解説コーナーにする構成が考えられていました。楽しんで見たあとに、知識が残る形です。
患者目線のストーリー
クロヒョウの「パンサーさん」にがんが見つかり、治療への不安や病状への気づきをたどる物語として構想されています。
教材としても使える形へ
ビジュアルブックや解説書など、学習を補助する書籍化も初期から展開案に含まれていました。
手渡せる冊子へ
現在のA5判32ページ冊子は、その流れを医療機関で使いやすい形に整えたものです。
先生の説明と一緒に、家でも読み返せる冊子に。
歯ぐきにも、がんができる。
口腔がんというと、舌のがんを思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、歯ぐきにもがんはできます。
口内炎が長引く。歯ぐきの違和感が続く。いつもと違う変化がある。そんなときに、早めの相談につなげるためには、まず名前を知ってもらうことが大切です。
キャンサーパンサーは、怖がらせるためではなく、早く気づき、相談し、必要な検査や紹介につながるための入口として設計されています。
クラファン、テレビ、ラジオへ広がった活動。
クラウドファンディング
CAMPFIREで「がん闘病漫画をアニメ化!全国放送を目指し『がん検診』の大切さを知ってもらいたい」として実施。162人の支援により1,117,000円を集め、目標169%を達成しました。
富山テレビ制作ドキュメンタリー
アニメはBBT富山テレビ、HAB北陸朝日放送、NBS長野放送で放送。番組名は「キャンサーパンサー ~がんになったので、描いてみた~」。富山テレビ制作、2022年初回放送。BSフジ『第31回FNSドキュメンタリー大賞』でも紹介されています。
KNB制作ラジオ番組
番組名は「オレはキャンサーパンサー 人生、コレからラッキータイム」。がん検診や早めの相談というテーマを、耳で届く形にも広げています。
医療機関で手渡せる冊子
現在は、先生から患者さんへ手渡していただける冊子として、漫画の親しみやすさと医療的な確認を両立させています。
診察室のあとにも、説明が残るように。
診察室では、先生から患者さんへ大切な説明が行われます。ただ、患者さんはその場で全部を理解し、覚えきれるとは限りません。
『キャンサーパンサー 〜もしも、歯肉がんと言われたら読む本〜』は、診察後に家で読み返せる一冊として制作しています。患者さん本人だけでなく、ご家族にも読んでいただきやすいよう、漫画と短い解説で構成しています。
